ニコニコまさたか(岡山県議会議員 太田正孝のブログ)

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昨日の一般質問の報告(2)

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前号で報告しました件をも少し詳しく報告します。

要点です。

旭川水系中流ブロック域整備計画変更による河川改修、河道掘削等によりどれくらいの残土が出て来る見込みかと質問すると、土木部長は、30年間で概ね250万㎥の残土発生の見込と答弁した。


また、吉備高原都市開発予定地よりも近い所への残土処分場の確保は出来たのか。土木部長は令和211月定例会以降に旧建部町、旧御津町にそれぞれ一箇所ずつ確保したと答弁した。

 ところで、残土処分場候補地として、市町に協力要請をしているというものの、県の未利用地については調査をされたのか疑問に思い、私は平成8年から塩漬けとなっている岡山フルーツ・フラワー公園(仮称)用地50.9haを取り上げて、県の対応を確認した。

この件については、三点の質問を行い、次の通り。


一点目。この50.9haの広い土地について、事業凍結と聞いているが、この土地にフルーツ・フラワー公園並びに果樹団地の整備をこれからも進めていく考えに変わりはないのか。変わりないのであれば、どのような条件の時に凍結解除がなされるのかと質問した。

 答弁は、「現時点では、当初目的に沿った事業実施は難しく、また、今後の見通しも立っていない状況。事業の可否については慎重に検討する」というものだった。


二点目。ここを県が有効活用していくとの方針を堅持するのであれば、凍結解除されなくても、吉備高原都市後期開発予定と同様に、事業計画に沿うような形で残土搬入をしたら良いはずで、残土搬入可能な箇所があるかの調査をされたのかと質問した。

答弁は、「実施設計を行っておらず、必要となる土の量についても不明であることから、搬入可能箇所の調査は行っていない」というものでした。

そして再質問で、基本設計はあるのかと訊ねたところ、基本設計もないとのことでした。


三点目。もし、現計画を断念するのであれば、ここには10haの園外駐車場等があり、この土地の有効活用は県政の発展に大きく繋がるものと考えて、このまま未利用地・遊休地としておくのではなく、有効活用してはどうかと提案した。答弁は、「平成8年から事業凍結しており、公園用地については事業者ニーズを探っているところである」というものでした。

ここでも再質問をした。農林水産部が所管するよりも全庁で対応できる部署に事務を移管してはどうかと提案したところ、現状で対応するとの答弁であった。


以上です。他の質問についても今後のブログで報告します。


                      太田 正孝


*写真は一般質問で答弁を聞いているところです。




# by masataka2014 | 2023-06-28 08:56 | 正孝の活動 | Comments(0)

四半世紀以上塩漬けになった県有地の有効活用を考えて質問しました。

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 本日も岡山県議会一般質問が行われた。今定例会は新人議員が次々と登壇して新風が吹いている。そうしたなか、私も登壇の機会を得て、私なりの新しい質問の仕方も模索してみた。それは偉人に光を当てて、未来を展望しようという試みであった。この質疑の報告は今回は避けるが、こらからもこうした質問を行って見ることは良いのではないかという感覚が残った。この点は本日はここまでとして、平成8年から塩漬けとなっている岡山フルーツ・フラワー公園(仮称)用地50.9haについて質問したことを報告したい。ここはリサーチパークの隣接地で、県は未利用県有財産としてこの内の21.7haHP掲載している。答弁は、用地買収した時の計画は事業実施し難いというものであった。また、河川改修等から出る残土のこの土地への搬入について可能か否かを訊ねたところ、実施設計をしていないことから、残土搬入の可能な箇所の調査はしていないというものだった。この二点について再質問もして、この土地の有効活用を求めた。十分質問しきれなかった部分もあり、これからもこの件を追い続けていきたい。

              太田 正孝

*写真は一般質問をしているところです。


# by masataka2014 | 2023-06-27 18:55 | 正孝の活動 | Comments(0)

洪庵のたいまつという文章を読んで。

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司馬遼太郎 は「洪庵のたいまつ」という文章を書いている。以前、この文章は小学校国語五年生の教科書にも紹介されたこともある。その中で、

洪庵は、自分の恩師たちから引き継いだたいまつの火を、よりいっそう 大きくした人であった。 かれの偉大さは、自分の火を、弟子たちの一人一人に移し続けたことで ある。 弟子たちのたいまつの火は、後にそれぞれの分野であかあかとかがやい た。 やがてはその火の群が、日本の近代を照らす大きな明かりになったので ある。

とある。

 コロナからなかなか抜け出せない今こそ、洪庵先生のたいまつを灯し続けねば。

               太田 正孝


 

# by masataka2014 | 2023-06-27 07:01 | 正孝の活動 | Comments(0)

緒方洪庵顕彰会の方から連絡を受けて

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 現在、足守地区では緒方洪庵顕彰会が作られて、洪庵先生ゆかりの地の保存や緒方洪庵作文コンクールをはじめとする顕彰活動を熱心に行っています。先日も顕彰会のメンバーの方から、小学校の洪庵祭がテレビのローカルニュースで取り上げられたことを教えていただきました。とてもうれしいことです。こうした活動を通じて、洪庵先生の思いを感じ取って、人間的大きく成長してほしいと願います。
 そして、私は足守地区のような歴史や地域の偉人を学ぶことは岡山県全体においても、もっと行うべきだと考えています。現代の物質文明の表面だけを追うのではなく、私たちの先祖が何を考えて、何をして来たのか、そこを学べば、私たちが何をすべきなのかが見えてくるようになるのではないだろうか。洪庵先生は幼少期「利他主義」を躾けられたそうで、そこを根本に人生を歩まれました。根本無くして、花は咲かないのではないでしょうか。知識伝達の教育になりがちな学校教育について、いかに人間としての根本を身につけるのかも取り組んでいかなければなりません。大きな課題ですが、あらゆる機会を捉えて、取り組んでいきます。

            太田 正孝


# by masataka2014 | 2023-06-26 07:22 | 正孝の活動 | Comments(0)

岡山県水道広域化推進プランの内容をどう受け止めるべきか。

岡山県水道広域化推進プランの内容をどう受け止めるべきか。_c0326333_10030166.jpeg


 令和51月にまとめられた岡山県水道広域化推進プランについて、先日触れた。その時に事業統合をしなければ、令和21年度の供給単価が令和元年の2倍以上になる所が14の市町村とお伝えした。21年度までは15年と僅かである。

 事業統合が困難な理由は幾らも挙げられていて、手を付けれなければ、事態は悪化するのではないか。そしてもう一つ、気にかかることがある。厚労省の生活基盤施設耐震化等交付金のなかの水道事業運営基盤強化事業の広域化事業は令和16年度までの事業なのである。ここを過ぎると、国からの財源の目途が立ち難くくなる。進めにくいが、後も括られているということである。安価で安心な水道を提供することは社会としてとても大切なことである。政治の責任は重いと考える。

                       太田 正孝  

# by masataka2014 | 2023-06-24 10:02 | 正孝の活動 | Comments(0)