私は六月ていれ県議会で緒方洪庵を取り上げて質問を行った。ここで気になったのが、義務教育で緒方洪庵がどのように取り上げられているのかだ。直ぐに県教育委員会に問い合わせた。回答がその場でいただけた。担当者はよく知っていた。道徳で「命の種を植えたい ー緒方洪庵ー 」という題で命の大切さを教えているというのである。本もあるということで、中身も見せていただいた。誹謗中傷にも負けずに一人でも多くの命を救おうとした緒方洪庵の姿が描かれていた。そして、このページに緒方洪庵像の写真が使われている。この像は足守にある。この像の近くに除痘館もあった。岡山の子どもたちはこの単元から多くのことを学ぶことが出来るはずである。出来れば、一度訪ねてみて欲しい。
昨日は決算特別委員会に出席。下水道企業会計を審査した。少し議論を混乱させてしまった。反省をしている。
さて、現在開会中の六月定例県議会で一番に報告せねばならないのは、エネルギー費、物価が急騰に対する県の対応についてである。
この対応として、六月定例県議会途中6月16日に県当局と県議会が息を合わせて88億7千万円の補正予算を可決成立させている。通常は会期末に採決に行われのだが、早く行わなければ効果が弱くなるということで、採決を早く行った。
内容は家庭用LPガス代の助成(総額15億円)、特別高圧電力を利用する中小企業の支援(総額13億円)、地域公共交通事業者「バス事業者・タクシー事業者など」への支援(総額1億2千万円)、物価高騰の影響を受ける医療機関・介護施設等に対しては10億5千万円、同じく薬局に5千万円、同じく保育園等に1億4千万円、同じく障害福祉サービス事業所等に2億9千万円、飼料価格高騰の影響を受ける畜産農家の飼料購入負担軽減に24億9千万円などとなっている。これで十分皆様に行き届いているとは思っていません。これからもこの点に注力しています。
太田 正孝
☆写真は筆者が答弁をうけているところです
岡山県議会一般質問第四報です。県民の県の窓口が遠いという声を一般質問にまとめて、六月定例県議会で行いました。内容は以下の通りです。
平成の大合併や政令指定都市、中核市の誕生で、行政分野によっては国と市町村間でのやり取りで住民サービスが行われる分野が増えている。例を挙げると、保健所事務、産業廃棄物行政、土地開発行為の許可については、岡山市と倉敷市が独自に行っている。岡山市内で県が管理していた道路の整備維持管理は岡山市が行っている。こうして権限移譲が進んだことで、備前県民局の古京町にある保健所の担当は、瀬戸内市、玉野市、吉備中央町で岡山市は入っていません。担当エリアへの行き来のことを考えれば、これからもずっとここにある必要はないと考える。備中県民局の保健所も倉敷市が抜けているので、ここもそうではないのか。次に、備前県民局の県道管理について、吉備中央町の道路管理は弓之町の県民局まで行かなければならない。吉備高原都市から岡山駅まで35㎞、50分もかかる。そして驚くのは、この担当者は玉野市の道路管理も行っていること。こちらは24.7㎞の距離であり、時間は同じく49分かかる。こうした住民にとって身近な行政の担当者がこのような遠方にあるのは住民にとっても行政担当者にとっても困ったことである。長期的に見て、県民局の在り方を見直す時期に入ったと考える。そこで、見直しを行って行くお考えがあるのか訊ねた。知事からは、現時点で、県民局の業務や所管区域、位置などについて見直すことは考えていないとの答弁であった。
福祉などは住民に近いほど良いと考えています。県民の困りごとが早く解決解消されるようなカタチをこれからも求め続けて行きます。
太田 正孝