2019年 07月 06日
防災と線引き―梅雨の中での考察―
今日は防災とまちづくりについて書きます。
平成29年9月岡山県議会定例会にて、既成市街地部分を線引きの中でどう取り扱うのかということを当時の土木部長と議論をさせて頂きました。その時、部長から次のような丁寧なご回答も頂きました。その一部をご紹介致します。
既成市街地部分について、入れないということではなくて、対象にはなるとは思っておりますけれど、そこを本当に入れるべきなのか、入れないべきなのか、というのは,やはりまずはトータルとしてのまちづくりを、まず一義的にお考えになる市町村が、御判断していただくべきものだと考えております。
以上です。
このやりとりをあらためてご紹介をさせて頂きましたのは、梅雨入りして、今年も内水氾濫が心配になるからです。
調整区域内に開発されたところというのは、市街化地域のように都市排水機能が整備されていません。言い換えると、家が建ち並んでいても、排水機能は農業用排水機能を使わせて頂いているということです。街の将来像を明らかにして、線引きを見直すということは当然のことでありますが、安全安心を第一に考えて、やらなかればならないこともあると考えます。
当時の土木部長は、私のやりとりのなかで、計画性の必要性についても言及されていまして、防災の面からも計画的な見直しは急務であると考えています。住民の安全を考えれば、これ以上、先送りは許されません。
太田 正孝
*写真は以前に農業用水を浚渫している時のものです。
by masataka2014
| 2019-07-06 10:38
| 防災
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