そろそろ全国学力テストの結果が発表されるけれども。
そろそろ全国学力テストの結果が発表される頃となった。今年からは、県別だけでなく、政令市の成績も発表されると聞く。こうした新しい動きがありはするものの、岡山県は全国順位10位を目指すことは変えていない。そもそも、前の知事の時から、10位という目標を掲げていたのだから、そのまま10位という目標にしたというのが、私が知っているところだ。
この件に関しては、様々な意見があるだろうけれども、学力を高めていこうということについては、私は賛成である。
それでは、どのようにしたら、学力があがるのだろうかという話にすぐなってしまう。焦る気持ちもあるけれども、慌ててみても効果をみることはない。
どのような子どもたちの学力が高いのかをみた方が良いと思うのだ。こういうと、親の所得が高い人だという声が聞こえてきそうだ。そうした週刊誌的な分析よりも、もっと子どもたちについて考えてみるべきだというのが私の意見だ。
私が県教委、先生や保護者の方々等とお話をしていて、
聞くことが上手
自己コントロールができる
諦めない
注意深い
等が必要な要素ではなかということに、思い当たる。
決してこれが全てというつもりもないが、こういう力を養うと、経験上、身に付きやすいのではないかと思う。
ついては、どうしたら、こうした力は養われるのだろうか。限られたスペースでは、このことは書き尽くせないが、こういうものを身に付けさせようという、学校と保護者の共通理解が必要なのではなかろうか。
今、その共通理解が上手く構築されていないと考える。まず、共通理解構築だし、あわせて、信頼の再構築も必要ではなかろうか。
この課題克服に向けて、一歩でも前進させたい。
太田 正孝