2017年 07月 09日
子どもたちに教える前に大切なものについての考察。
先日、世界的に有名なサッカーのコーチが日本の子どもたちを指導するという設定のテレビを見た。この番組は、センスや力がある子どもたちが多くいながら、実力を十分発揮できないチームを鍛えていくという流れで進んでいく。長身で運動能力も高いが、気が優しく、シュートチャンスと思える場面でもパスをしてしまうエース候補は、コーチの言葉によって、積極的なプレーに変わり、チームを引っ張っていくようになる。この子だけではない。みんなが、自分が何をすべきなのかを考えながら、プレーをするように変わっていく。コーチの指導力に感服するばかりだが、子どもたちの成長からエネルギーをもらっているとの言葉に、さらに感動してしまう。続けて、「みんな、私の子どもです」と語る。この人は凄すぎると唸ってしまった。
全員が自分の子どもと言い切るというのは、自分の子どもと全く変わらないように愛しているということだと、私は考える。だからこそ、どう悩み、どう苦しんでいるのかが分かり、だからこそ、的確な言葉を持って、子どもに合った指導ができるのだ。子どもたちに教える人の最も大切なことが、この言葉に詰まっているように思う。そして、そこから子どもとの信頼関係ができると感じる。この番組を見て、とても考えさせられた。
太田 正孝
by masataka2014
| 2017-07-09 23:23
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