2017年 04月 09日
鹿児島県の6次産業化への取組を見て(大隅加工技術研究センター)。
大隅加工技術研究センターは鹿児島県鹿屋市串良町にある。このセンターは疲弊していたこの大隅半島の圏域を元気にしようとする知事の三大プロジェクトの一つとして、地元農産物を活かした6次産業化を進めることを目的に整備された。ここを訪ね、説明を受けると、野菜や果物を加工すると、販売価格は7倍に跳ね上がるという国のデータを教えてくれた。それほど付加価値が上がるとは、驚きだ。そして、既に具現化もされている。サツマイモのデンプンを利用した商品をはじめ20種以上の商品が世に出ているというのだ。ここで製品が生まれやすいのは、加工施設が揃ていることと、製品化のための法的知識を備えた職員もいることだ。農業一筋で来た方が慣れていない部分をサポートしてくれるところは非常に有難いと思う。こうした取組があるからこそ、私たちのもとに鹿児島産の物が多く届くのかもしれない。
太田 正孝
by masataka2014
| 2017-04-09 22:10
| 農林水産業
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