ニコニコまさたか(岡山県議会議員 太田正孝のブログ)

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新しいことを始めるには、余裕が必要ではないか(グローバル人材育成というテーマから)

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 伊原木県政が掲げる政策二本柱は「産業振興」と「教育再生」である。産業振興は次回として、今日は教育再生について最近感じることを書きたい。

 この三年間は「頑張る学校応援事業」をはじめ義務教育に力を入れてきたが、四月から始まった新年度では「グローバル人材育成」に力点を入れる方針を打ち出している。海外の学校との姉妹校締結を結ぶことを目標にも掲げているが、本質は、日本人としてのアイデンティティを持ち、相手の話をよく聞き、自分の考えをキチンと話すことができる人を育てることではないかと考える。これはやらなければならないことであるが、大変なことである。いま、進学校で取り組みたいとの意向を持っている学校がある。例えば、その学校は、受験指導とグローバル人材育成を両立させることができるのだろうか。初めから出来ないと考えてはいけないが、両立させる学校のプログラムを作ることを考えなければならない。これまでやっていなかったことだから、私は試行が必要と思う。成功させるためには、そういう余裕が必要なのではないか。そういう余裕をどのように作って行くことができるのかが、政治に係わるものの仕事ではなかろうかとふと思うことが多い。

                                     太田 正孝


Commented by 布施 at 2017-04-05 12:54 x
「グローバル人材育成」…。
①グローバル人材の定義 
➁その育成手法     加えて
③それで何を目指すか
が明確でないと、施策達成度測定や改善が難しそうですね。

➁は県が今「募集」しているようですが、③と①を明確にしたうえで、人材育成ゆえに長期観点で施策維持ができる仕組み(県議会での議決)なども必要な気がしますね。

また、太田さんの言われるように、「大学受験」との整合も必要でしょう。AO入試に賭けるのかな?

本人も父兄も、グ人育を選択するのは手段で、目的は何なのかを描くことが大切な気がします。
一方「子供の貧困」対策などとの予算や施策優先度の兼ね合いも気になりますね。
政治は大変だ…。頑張って下さい!
Commented by masataka2014 at 2017-04-09 22:19
ご指摘の通りです。目的をもっと県民にお知らせをする必要があると思います。また、この事業の達成の指標が、外国の学校との姉妹校締結などであり、行政側の目標が前面に出ています。生徒たちの立場に立った目標というものが掲げ切れていませんので、私自身この点のフォローをしていかなければならないと考えているところです。
by masataka2014 | 2017-04-05 09:07 | 正孝の活動 | Comments(2)