2016年 05月 18日
地域を光り輝かせるためには(高速道四車線化の基調講演を聞いて)
昨日あった中国横断自動車道岡山米子線四車線化シンポジウムのなかで基調講演があった。
この講演のなかで、国土交通省の一つの日本の現状のとらえ方があるように感じた。
それは、
一つは、人口減少、
一つは、経済の縮小、
である。
その対応策として、
まちをコンパクトシティにしたり、過疎地では小さな拠点をつくって行くというものがあった。
昨日は高速道路整備のシンポジウムであったので、それらを高速道路で結ぶということがそれらに加わる。
こうした施策を全国に展開するに当たっての国交省の理念は、話を聞いていると、
「地域が個性に磨きをかけ、それら地域をネットワーク化することで、地域間に『対流』を生まれさせていく」
ことであるようだ。
この「地域が個性に磨きをかけ」の一節のなかで、磨きをかけるのは誰かということである。
前号のブログで、「高齢者の単身世帯が増えていること」に触れたが、
過疎地では急激な超高齢化が進み、一人暮らしの方も多い。
昨日も学校跡地に工場を建設したけれども、
若い人が少なく、勤めて下さる人を探してもなかなか見つからないとの話も聞いた。
磨きをかけるためには、若い人に入ってきてもらうことが大切である。
ところが、こうした過疎地でお店を作ろうとしても、
これまで補助金を使っての政策との整合性がとれないとして、
断念をさせられるケースもある。
過疎地においては、移住が促進されるような政策体系に変更をすべきである。
ここを変えることで、地域の個性に磨きがかけられ、地域間の対流も起こるのではなかろうか。
太田 正孝
by masataka2014
| 2016-05-18 08:33
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