ニコニコまさたか(岡山県議会議員 太田正孝のブログ)

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光量子科学研究所の存廃問題について。

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今年1月15日、岡山県当局は岡山光量子科学研究所を廃止する方針を打ち出した。

この光量子科学研究所は量子デバイスや量子コンピューターなどに関連する企業の誘致を促進させることを期待されて作られた研究機関でもある。
ところが、その成果が出なかったということで、今回の方針に至ったのである。
本日は私が所属する特別委員会でも、
そのことが報告された。
私としては複雑な思いである。
その思いを伝えることは今日は控えさせて頂いて、
今日の議論で明らかになったことを報告する。

企業誘致、産業振興に結び付く研究もされていたが、途中から純粋理論研究が中心になった。
評議会というところで研究テーマが決められるのだが、そこでの協議で現在のような研究テーマになたっというのである。
県として研究テーマについて産業振興等に結び付くようにマネージメントする必要があったのではないかとの問いに対しては、
不足していたとの見解が明確に示された。

この結果として私が心配するのは、
こうした先端分野での意欲的な企業誘致の試みがとん挫することによって、
これから先、先端分野での企業誘致に億劫になることである。
また、それ以前に、そもそも企業と良好な関係を持って共同研究のようなスタンスも持ち合わせながら、
企業との関係を深めることができなかったということは、
今後も企業とのコミュニュケーションが上手く図れないのではないかとの懸念を覚えるのである。

それでは、今後の企業誘致とはどのような分野を想定していくのだろうか?
そういう分野に関係なく単なる場所の提供に留まるのだろうか?
それで岡山県の優位性を発揮できるのだろうか?
企業が進出しようとする時に、
動機づけの一つとなるのがそこにその分野の第一人者がいることではなかろうか。
岡山でどの分野にも第一人者がいるとは限らない。
限られた分野の中で、岡山の資源を集中しない限り、産業を振興することは出来ないのではなかろうか?

この光量子科学研究所が最終的にどうなるのかは、
2月24日から始まる二月定例県議会の議論で決まるけれども、
少なくともこれまでのことを教訓にしない限り、
今後の成功もないと考える。

私は今回大変な経験をしたと考える。
私はこれで先端分野での産業振興を諦めたらダメだと思うのである。063.gif

                         太田 正孝


by masataka2014 | 2015-01-27 21:43 | 正孝の活動 | Comments(0)