2014年 08月 28日
こんな立派なマスカットオブアレキサンドリアを見たことがない。
ここのビニールハウスに入ることはなかなか難しいらしい。
その日は特別に入らせていただいた。
ただし、絶対にマスカットオブアレキサンドリアには手を触れないようにとの注意をいただいた。
もちろん頭があたってもならないとのお達しも頂いたし、
万が一当たった時も被害が最小限に留められるように
帽子を着けることは義務付けられた。
こうした指示を聞いていて、
それ程に愛情を注ぎ込んでマスカットオブアレキサンドリアを作っているのだということがよく理解できた。
なかで、マスカットオブアレキサンドリアを見せていただくと、
これは本当に立派だ。一房が〇千円というようにも聞いた。
それならば、
ああいう指示が出るのも当たり前だとあらためて感じた次第だ。
ところで、今頭を抱える程の痛い問題があると聞かされた。
燃料高騰の問題だ。
今のような価格では加温栽培の場合採算が合わないのだ。
農業においてもエネルギー問題は深い関わり合いがあるのだ。
この話を聞いて、
何か声をかけたい思ったが、
かける言葉が全く見当たらなかった。
今のままでは収入が下がってしまう。
後継者問題だけでなく、
トータルでマスカットオブアレキサンドリアの栽培をどうするのかという検討をもっとする必要を感じるし、
岡山を代表するマスカットオブアレキサンドリアの生産量がどうすれば増えていくのかという点の
課題をもっと明確にする必要があると考える。
太田 正孝
by masataka2014
| 2014-08-28 22:01
| 農林水産業
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