ニコニコまさたか(岡山県議会議員 太田正孝のブログ)

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カテゴリ:農林水産業( 98 )

土地改良区について


 農業基盤整備をするに当たって、基本的に二つのやり方がある。行政が直接行う方法と土地改良区という地域組織で行う方法である。後者について、その関係者とお話をする機会があった。

 近年、会員の年齢が高くなっていることやリーダシップをとる人が少なくなっていることをお話されていた。

 この話をお伺いしていて、土地利用型農業では大幅な収入アップを見込めないことから、若者の意欲も高まらず、その流れに拍車をかけているのではないかとも思えた。

 今後、農地を山林に戻す動きが加速したり、耕作放棄地が増えたりすると、組織の歳入が減り、組織運営面で大きな問題になるかもしれない。とても心配である。この問題は県当局に伝えるべきと思い、今日、この話をさせていただいた。

                                      太田 正孝


by masataka2014 | 2017-11-29 21:57 | 農林水産業 | Comments(0)

桃の振興に関して。

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 本日は、農林水産部の平成28年度決算審査を行った。このなかで、桃畑の県内の総面積が667ヘクタールで全国5位、ブドウ畑が1212ヘクタールで4位との報告があった。全国では有数の産地であることは間違いないが、いずれとも前年度比で微減となっている。農業従事者の高齢化を考えると、先行きが案じられる。また、約10ヘクタールの果樹園(ハイブリッドメガ団地)を二か所で整備していく方針を打ち出しているけれども、いずれも計画変更しなければいけない事態になっている。県当局のPR活動の成果もあって、東京市場での売上が好調の中だけに、とても残念な話であった。早くに立て直さなければならない。105.png


 また、本日は午後からは偶然にも桃畑の拡張を行っている現場を訪ねる機会を得た。1ヘクタール強の拡大になるそうで、関係者による取組を見て、将来が少し明るく思えた。しかし、農家だけでは限界な部分もある。産地育成のために、行政の関わり合いを深めなければならない部分があることを当事者の皆さんのお話から知った。今の制度をもっと使いやすいものにしていくよう頑張らなければならない。105.png

                                     太田 正孝


by masataka2014 | 2017-11-22 22:39 | 農林水産業 | Comments(0)

平成30年産からの都道府県に対する米の生産数量目標配分の廃止にあたって。

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 昭和46年から米の生産調整を続けてきたが、平成30年産から都道府県に対する米の生産数量目標の配分を廃止することが決定している。

 平成30年産以降は、米の生産農家が独自に生産判断をするということで、米生産の自由度が増すが、米の価格下落や、産地間競争の激化などが心配となる。

 このため、認定農業者や農業法人など収益力の高い力強い経営体が生産を担う構造へ転換し、経営規模の拡大を一層加速化させ、競争力を高めることが必要であることは間違いない。ただ、兼業農家はどうなるのか、この点はしっかり研究を進めるべきだ。

                                    太田 正孝


by masataka2014 | 2017-06-16 06:38 | 農林水産業 | Comments(0)

大隅加工技術研究センターを見て(その2)

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 六次産業化を進める大隅加工技術研究センターのの主な仕事は、

①加工技術の開発や消費者ニーズに対応した新たな加工品等の研究・開発、

②鮮度・品質保持、長期保蔵、長距離輸送時の品質劣化防止技術等の研究・開発

である。

 センター内の加工ライン実験施設を見せて頂くと、とても実践的なものであり、企業はどのような設備を導入しなければならないのかを、実際に設備を使って検証をすることができる。このことは、その後の工場整備をするに当たってとても有益なことであると感じられた。
 また、果物等の冷凍保存などに精力的に取り組んでいた。リンゴやトマトなら、長期間、鮮度を保って保管できるということである。こうした取り組みは、出荷時期の調整を可能とし、出荷価格を高くすることに大いに有利に働く事柄であると感じた。
 それから、鹿児島県が日本の端にあるということから、長距離移動の間に、果物等が傷まないような梱包の仕方についても研究がなされていた。

 加工、保存、輸送などの消費者に届くまでのことを、行政が考え、対応しようとしていることに、本当に驚いてしまった。
 本県の知事もマーケットのことをもっと考えて、農業振興していけなければならないと常々発言しているが、鹿児島県では既に取り組まれているのである。
 こうした取り組みを如何にしたら、岡山県で実行できるのか、実行を前提にした検討をする段階に早くしたいものだ。
                                                            太田 正孝

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by masataka2014 | 2017-04-10 22:10 | 農林水産業 | Comments(0)

鹿児島県の6次産業化への取組を見て(大隅加工技術研究センター)。

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 大隅加工技術研究センターは鹿児島県鹿屋市串良町にある。このセンターは疲弊していたこの大隅半島の圏域を元気にしようとする知事の三大プロジェクトの一つとして、地元農産物を活かした6次産業化を進めることを目的に整備された。ここを訪ね、説明を受けると、野菜や果物を加工すると、販売価格は7倍に跳ね上がるという国のデータを教えてくれた。それほど付加価値が上がるとは、驚きだ。そして、既に具現化もされている。サツマイモのデンプンを利用した商品をはじめ20種以上の商品が世に出ているというのだ。ここで製品が生まれやすいのは、加工施設が揃ていることと、製品化のための法的知識を備えた職員もいることだ。農業一筋で来た方が慣れていない部分をサポートしてくれるところは非常に有難いと思う。こうした取組があるからこそ、私たちのもとに鹿児島産の物が多く届くのかもしれない。
                                                                                    太田 正孝

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by masataka2014 | 2017-04-09 22:10 | 農林水産業 | Comments(0)

県産材の活用―鹿児島県の中高一貫校の寮―

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昨日、訪問した全寮制の中高一貫校は人口12000人の町にある。この学校は、疲弊していたこの圏域を元気にしようとする知事の三大プロジェクトの一つとして、整備開校された。

学校の基本方針は前号のブログで少し触れたが、今回はその寮について書きたい。来春に6学年全学年が揃うことになるに当たって、寮の増築中であった。完成すれば、450人まで暮らすことができる。その寮は県産材による木造で、総事業費は40億円になる。額を聞いただけで、腰を抜かしそうになった。

寮を見学させていただくと、木の香りはとても良い。大浴場も二つ準備されている。ここで6年間を過ごす子どもたちにとっては夢の空間ではなかろうか。たくさんの思い出が作られるんだろうと思う。

広い台地から宇宙センターへの研修、漁業体験、農業体験などができ、450人との共同生活からは何ものにも代えがたい財産を得るはずである。

                       太田 正孝

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by masataka2014 | 2017-02-02 08:02 | 農林水産業 | Comments(0)

紅い桃ではなく、白い桃が岡山にはあります。

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JA岡山の一宮選果場を訪ねた時のびっくりした話を書きます。ここから白桃が出荷されています。私は全国の皆さんが岡山の白桃を知ってくださっていると思っていたのですが、岡山県民からは信じられないような事実をここで聞きました。東京新橋にアンテナショップを作り、東京への売り込みに力を入れているものの、東京の大田市場で「岡山の白桃」を認知している人が少ないというのです。そして、この夏の天候が原因で、思うほど、東京に出荷もできなく、それゆえに、岡山の白桃の知名度を上げることができなかったそうです。へぇ~、そうなんだと、驚くしかありませんでした。

桃は紅い桃だけでなく、白桃もあるんだとの広報宣伝をもっとして、岡山の白桃の存在感を高めていかなければなりません。

                         太田 正孝


by masataka2014 | 2016-08-13 10:57 | 農林水産業 | Comments(0)

ピオーネで成功している人は。

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 ピオーネで1,000万円の年収という話を時々耳にする。これは可能なのだろうか。実現をしている人たちがいる。その人たちは、作りたいとの強い思いを持っている人たちだ。

 苗木を植えてから、実のならない5年間をどう暮らすのか。その前に、土地はどのように取得するのか。どう栽培するのか。実がなるようになれば、何処に売るのか。ひたすら考えることばかりだが、強い意思によって、一つひとつの課題を乗り越えている。そして成功をしている。

 誰かが準備をしてくれるのではなく、自分が動かなければ、何事もなせないのだ。

 ただし、意欲がある人が集まるようにする工夫を凝らさなければ、そこでピオーネに懸けてみようという人は寄ってこないだろう。産地にならない。現在、岡山県はピオーネの集積地を造ろうとしている。ここに、もっともっと工夫を加味して、大産地に成長させたい。

                                          太田正孝


by masataka2014 | 2016-07-28 23:52 | 農林水産業 | Comments(0)

5年の壁。

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 トマトとピオーネの集積地で話を聞いて再認識たこと。それは、ピオーネの場合は、5年間は無収入ということ。

 会社を興した場合も、当分の間は売上があがらないこともあるが、5年も売上がないことがあるだろうか。果樹栽培の場合は、ないのが当たり前だ。この5年をどうしのぐのか、とても難しいことである。

 現在は、様々な就農支援制度が整ってきたものの、まだまだであるが、この度、政府が準備している新しい経済対策で考えられている農業支援において、この5年を超えることができる支援策を整備できればと願う。できなければ、くだもの王国・岡山の名も永遠とは言えなくなるのではないかと不安に思う。



 ところで、本日から高校総体が岡山を主会場にしながら、中国地方で行われる。若人の活躍に是非とも期待したい。

                                        太田 正孝


by masataka2014 | 2016-07-28 08:06 | 農林水産業 | Comments(0)

リーダーの思いが、一つのカタチに。


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 岡山県庁から高速道路を使っても130分かかる場所にトマトとピオーネの集積産地がある。ここは勿論岡山県内である。ここでは他の所から移住して就農した10戸が営農をしている。トマトでは三反以上、ピオーネでは六反以上作付けをしていて、県南の農家以上の売上をあげ、生産量はこの地の選果場の四分の一近くとも聞く。

 ここがどうして産地化できたのかと訊くと、合併前の町長が過疎化を食い止めるために、山の中を農地に整備して、住宅とともに意欲のある方に貸したのだ。

 今、十年以上が経ち、大きく成長している。リーダーが一つの道を示したのだ。地権者の協力、国の支援など多くの味方をつくるまでは多くの汗をかかれたことだろうが、この地を訪ねて、リーダーの大切さを痛感させられた次第だ。

                                      太田 正孝


by masataka2014 | 2016-07-27 07:51 | 農林水産業 | Comments(0)