ニコニコまさたか(岡山県議会議員 太田正孝のブログ)

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ジャカルタ東部の工業団地開発の仕方からの考察


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 12月22日で閉会した11月定例県議会で、インドネシアへ進出している岡山県の企業から聞いたことを元に、一般質問を行ったのだが、インドネシアのことを少しお伝えしたい。

 新聞では民間投資による開発という見出しをよく目にしながら、私の頭の中では、企業誘致は行政主導で行うものであると思い込んでしまっていた。そのガチガチの考え方を変えてくれたのが、インドネシアの首都圏東部の工業団地である。

 このエリアには、伊藤忠商事が50%出資するカラワン工業団地KIIC、双日が25%出資するグリーンランド・インターナショナル工業団地GIIC等いくつもの工業団地がある。それも広い。KIICは約1400ha、GIICは約1600haもあるのだ。そして、その上下水道も電気も民間のデベロッパーで敷設し、管理までもしている。企業を呼んでくるのも、もちろん、デベロッパーの仕事である。

 岡山県の場合、こうなっていない。県なり、市町村なりが工業団地を造成して、誘致を行うことが多い。岡山県当局によると、進出したいとの打診があった企業から求められている広さは約90haもあるにもかかわらず、要望にマッチングさせるのが難しいとの報告も聞く。マッチングさせる調整力は、やはり民間の方にぶがあるのであろう。このあたりの民間の力の活かし方が、新年度以降の岡山県の課題であるとも考える。私もこの点にもっと汗をかいていきたい。

                                        太田 正孝

by masataka2014 | 2017-12-24 22:17 | 正孝の活動 | Comments(0)