2017年 11月 01日
基礎自治体と県との関係について思うこと―知人の議員からの声をうかがって―
小規模自治体の議員から、土木や教育等の専門性を持った職員を採用したり、育てたりすることが難しいとの話をうかがった。
人口10万人の自治体も1万人の自治体も基本的に同じ事務を行う。税務も福祉、環境、農林、土木、教育等もほぼ同じである。
部門ごとに職員を配置することができないので、どうしても兼務という方法で仕事をしなければならない。それではなかなか専門性を深めることが出来ないので、法律をしっかり解釈して、地域にあった政策をタイムリー打つことができ難い。
そういう問題を克服する手段として、県が支援をするということになる。そのために、まず、基礎自治体と県とで交流人事を行い、互いの特長をよく理解する職員を育てている。また、意思疎通がしやすい関係を構築することにもつながっていると思っている。
こうしたやり方も限界ではないかと思うことが時々ある。こうしたことを踏まえて、県と基礎自治体の在り方を今一度整理してみたい。
太田 正孝
by masataka2014
| 2017-11-01 09:31
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