2017年 01月 31日
中山間地域の活性化について―2月7日の県議会予算総括協議会にて質問者として登壇予定です―
岡山県内の中学校卒業見込者数が今後落ちていくとの報道があった。岡山県では既に十数校の高校が統廃合されていて、これからまた減少するとなると、学校運営の立場からは、更に統廃合をしていかなければならないということになる。しかし、子どもの立場に立つと、学校がなくなれば、遠距離通学を余儀なくされるか、部屋を借りるかということになる。この負担は大きい。また、地域の立場になると、地域が益々疲弊していくという課題を持つことになる。
この人口減少の影響は高校の話だけでなく、小学校や中学校にも起きていて、その統廃合はかなり進み、スクールバスでの送迎も増えている。中山間地域では、学校は住まいの近くにあるものではなくなってきている。こうなると、若い夫婦はそこに住み続けることを戸惑うことになる。その思いがさらに進むと、人口減少に拍車がかかってしまう。そこになるまでに、中山間地域に定住する人が戻るような手を打たなければならない。
現在、岡山県議会においても、今回の県当局の6億円を予算要求している「中山間地域等活力創出特別事業」や「岡山移住1万人プロジェクト推進事業」などについて、議論が始まっている。まずこれらの事業の狙いが、住民の意識と嚙み合っているのかが大切であると考える。私も2月7日の岡山県議会予算総括協議会で質問者として登壇する予定である。折角のチャンスであるから、この機会を活かし、中山間地域活性化の議論を前に進めたい。
太田 正孝
by masataka2014
| 2017-01-31 06:16
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