2017年 01月 07日
年頭にあたって―社会の歪みの是正を―
現在、世界各国でナショナリズムが台頭してきている。それは、グローバリズムが広がるなか、先進国でも新興国でも格差が拡大していることが背景にある。
なぜ拡大するかを考えると、先進国では、中産階級の中心であった製造業従事者の仕事が、新興国への工場移転で、仕事を失っていたり、また、サービス業へ労働力がシフトしていくなか、非正規労働者が増えていったりすることが要因ではなかろうか。そして、新興国でも、富の再分配が上手くできずに、ここでも格差が生まれている。こうした格差是正の仕組みとして、民主主義が機能していたが、新自由主義によって大きくなり過ぎた市場社会(市場経済を土台にした社会のこと)によって歪められつつある。人類はこの歪みを治す力を持っているのか試練を与えられている。いま正に政治の出番であり、国政だけでなく、地方政治の面でも改善に向けて努力が必要だ。たとえば、保育園の待機児童の解消や地方の県立高校が都会の学校に負けないぐらいの力をつけていくことだ。是非とも頑張りたい。 太田 正孝
by masataka2014
| 2017-01-07 21:22
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