2015年 06月 11日
健全な精神から確かな絆が生まれる。
今日は素晴らしい話を聞かせて頂いた。
講師はプロのバレーボールの監督だった。
プロサッカーチームで聞いていた話だが、
選手の年棒合計がチームの実力を決めることが多いらしい。
ところが、今日の監督のチームは、年棒はそう高くなくとも実力はトップレベルなのだ。
それもドラフトで良い選手は獲れなくてもなのだ。
どうしたら、一流選手や有力新人が獲れなくても強くなることができるのかという問いに、
監督は「選手がやる気、本気になることがまず大切だ」とシンプルに答える。
そして、「選手の心が利己心から利他愛に変わらなければ、チームは強くならない」と話し、
その後もチームを強くしていく秘訣を解説してくれた。
この一連の話で、監督は選手のことを一番に考えているということがよく伝わってきた。
プロだからと言って、誰彼に一流の練習をさせても、一流の選手にはならないないし、
その選手がやる気になって、その時の技量に応じた練習してはじめて上達していくのだと断言されていた。
またバレーボール教室に複数の選手を行かせること等で利他愛が芽生えることを待つとも語られていて、
とても興味深い内容だった。
それから講演の最後、監督は
「皆が健全な精神を持つことで、強い絆が生まれる。その強い絆ができれば、チームは強くなる」
と語られた時、本当の絆とは何かを知ったように思えた。
今日の話は子どもたちの教育についても通ずるものがあると思う。
いかにやる気にさせるのか。
いかに仲間同士で成長を促し合えるのか。
先生はそのようにするために何をするべきか。
今日はこれらのことをもう一度考え直す機会になった。
監督に心から感謝を申し上げたい。そして、チームの活躍を祈る。
太田 正孝
by masataka2014
| 2015-06-11 22:28
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