2014年 10月 27日
今年のコメの値段で米作りを続けられるのか?!
以前熊本の「森のくまさん」という銘柄が全国食味ランキング1位であるということをお伝えをしたが、
岡山でものぼりが立っていた。びっくりだ。ここのところ岡山でも認知度がアップしているようだ。
ところで、今年のコメの値段だが、例年の7割程度ということをよく耳にする。
今日も水稲をしている70歳前後の方4~5人の方とコメの値段についていろいろお話を聞かせてもらった。
Aさん:「今年は安過ぎる。これではやっていない。」
Bさん:「機械も高いし、もう壊れたら、やめんといけんのー。」
Cさん:「わしらの代ですべてが終わったなぁ。イ草もやめ、今度はコメじゃ。」
Dさん:「店で売られている値段はそう変わらないけれども、どうなっとんじゃ。」
Bさん:「農林水産省は何をしとんなら。こんなんじゃったら、いらんのー。」
Eさん:「来年は耕作放棄地が増えるのー。」
こんなやりとりを聞かせてもらったのだが、水稲農家の気持が痛いほど分かる。
農家の平均年齢も約70歳となっている。
農地中間管理機構を作って、そこが上手く仲介機能を果たして、
採算のとれるコメ作りを行おうとしていることはよく理解できるが、
実際はどうなのか。
地域の方々の声を聞いていると、現実の厳しさを思いらされるばかりである。
太田 正孝
by masataka2014
| 2014-10-27 21:36
| 農林水産業
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