2014年 06月 11日
三つ揃え化粧まわしの贈呈式に出席して。
横綱がつけるものには姫路城が描かれていた。
これをつけて土俵入りをするそうだ。
今から名古屋場所が楽しみだ。
今度は賜杯を是非ともとって欲しいものだ。
ところで、横綱鶴竜関は苦労人である。
28歳での昇進で早いとは言えないし、
そもそも入門までの経緯を聞くと、驚いてしまう。
入門には手紙を書いたそうだ。
私も政治の道に入るに当たって、
どうしたら良いのか分からず、
それでもどうしても政治に関わりたいと思いが強く、
代議士に手紙を書いた。
そこから私の政治の道が始まったのだ。
私とは次元が全然違うが自分と重ねてしまった。
また、入門前は体重が65㎏であったとも聞く。
小さい身体でありながら、やってやろうとの気概には恐れ入る。
そして、今では最高峰の横綱についているのだ。
鶴竜関は物静かに見えるが、内面は相当に熱いのだろう。
この横綱という地位であるが、
ただ強いからなれるものではない。
相撲道を極めたものだけがなれるものだ。
言い換えれば、人格もしっかりしていないとつけない。
皆の手本となれる振る舞いができる人しかなれないのだ。
鶴竜関に今日お会いしたなかでも
日本人以上に日本人的であったし、
とくに礼儀正しさを感じた。
強いなかにもこうした姿勢を持っているからこそ、
なれたのだと思う。
しかし、この部分を身に付けることは非常に難しいことだと思う。
どの分野でも力をつける人はいるけれども、
人間性まで優れている人は少ない。
今日は横綱という地位の重さを感じた。
分野は違うけれども、
まず力をつけようと焦ることではなく、
何事も受け入れる度量の大きさを育むことと
その上での創意工夫と努力が大切なのではなかろうか。
横綱鶴竜関は全てを持ち合わせいる。
だから横綱なのである。
これから活躍することは間違いないと信じている。
太田 正孝
by masataka2014
| 2014-06-11 00:41
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